「髪質改善をしたら、最初はツヤツヤになった。」
「でも何回か続けているうちに、毛先が硬くなってきた気がする。」
「最近、チリチリした髪が増えた……。」
そんな経験はありませんか?
“トリートメント”という名前がついていると、
髪を傷める施術ではない
と思ってしまいがちです。
でも、髪質改善と呼ばれるメニューの中には、酸性の薬剤と高温のアイロンを組み合わせて髪の形や質感を変える施術もあります。
代表的なものが、酸熱トリートメントです。
つまり、
「トリートメントだから、何回やっても傷まない」
とは限らないんです。
酸熱トリートメントって、普通のトリートメントと何が違う?
一般的なトリートメントというと、
髪の手触りを良くしたり、
指通りを良くしたり、
日々のスタイリングをしやすくするもの。
そんなイメージがあると思います。
一方、酸熱トリートメントでは、
酸性の成分+アイロンなどの熱
を使って、髪の内部の状態や形に働きかけます。
施術後に、
クセが少し落ち着いた。
ハリやコシを感じる。
ツヤが出た。
という変化を感じることがあります。
ただしこれは、
傷んだ髪が健康な髪へ“修復された”という意味ではありません。
酸と熱によって髪の状態や質感が変化して、見た目が整っているということです。
なぜ髪が硬く感じることがあるの?
ここが少しマニアックなところです。
髪は、強い酸性の環境や高温の熱によって状態が変化します。
酸熱トリートメントでは、
酸性の薬剤を使ったあとに、
高温のアイロンを使用することがあります。
つまり髪からすると、
薬剤による負担+熱による負担
が重なる場合があります。
その結果、
「前より硬い」
「ゴワゴワする」
「毛先がしなやかに動かない」
という質感につながることがあります。
大切なのは、
ツヤが出た=髪が健康になった
とは限らない、ということです。
ブリーチや縮毛矯正をしている髪は、さらに慎重に
ここで大切なのは、
同じ施術でも、すべての髪が同じ反応をするわけではない
ということです。
たとえば、
ブリーチを繰り返している。
縮毛矯正をしている。
カラーを何度も重ねている。
毎日高温のアイロンを使っている。
こうした髪は、すでにさまざまな負担を受けています。
そこへさらに酸と熱を加えると、
髪が耐えられる範囲を超えてしまうことがあります。
だから、
「前回きれいになったから、今回も大丈夫」
とは限りません。
髪のダメージは、そのときだけではなく積み重なっていくからです。
「ビビり毛」になった髪は元に戻る?
毛先が、
ジリジリする。
チリチリに縮れる。
濡れると極端に弱く感じる。
乾かすと硬くゴワつく。
こうした状態は、美容師の間では「ビビり毛」と呼ばれることがあります。
残念ながら、
大きく損傷した髪を、元の健康な髪そのものに戻すことはできません。
髪はすでに作られた毛髪繊維なので、皮膚の傷のように自分で治るものではありません。
だからこそ、
ここで焦って、
「もっと強いトリートメントをしよう」
「もう一度髪質改善をすれば直るかも」
と施術を重ねるのは慎重に考えた方がいいです。
傷んだ髪に必要なのは「さらに何かをする」ことだけじゃない
髪が傷むと、
どうしても何かを足したくなります。
もっと強いトリートメント。
もっとしっとりするオイル。
もっとツヤが出るもの。
でもDO-Sでは、
傷んだ髪ほど、一度“足すこと”から離れて考える
ことも大切だと考えています。
まず、
余分なものはきちんと落とす。
今の髪の状態を把握する。
必要以上に薬剤や熱の負担を重ねない。
そして今ある髪を、毎日のスタイリングで扱いやすくする。
この考え方です。
DO-Sヘアケアで髪が「治る」わけではありません
ここは誤解してほしくないところです。
DO-SシャンプーやDO-Sトリートメントを使えば、
チリチリの髪が健康な髪に戻る。
そんなことはありません。
DO-Sヘアケアは、
傷んだ髪を元通りに治す魔法ではなく、「傷んだ部分を少しずつ切り落として健康な髪に入れ替えていくまでの間、日々のスタイリングを扱いやすくするための補助」
という考え方です。
無理に手触りを直そうと過剰な油分や皮膜を足すのではなく、
DO-Sシャンプーでその日の余分なものを洗い流し、
DO-Sトリートメントなどで今の髪を扱いやすくする。
そして、
傷んだ毛先を定期的にカットしながら、少しずつ新しい髪へ入れ替えていく。
遠回りに見えても、これが現実的な方法です。
まとめ|「ツヤが出た=髪が健康になった」とは限らない
酸熱トリートメントや髪質改善で、
ツヤが出た。
クセが落ち着いた。
手触りが変わった。
そうした変化が悪いという話ではありません。
大切なのは、
見た目がきれいになったことと、髪そのもののダメージが減ったことを同じにしないこと。
です。
酸と熱を使う施術では、
髪の状態や施術履歴によっては負担になる可能性があります。
だから、
「髪質改善だから安心」
「トリートメントだから傷まない」
という名前だけで判断せず、
今の自分の髪に、その施術が本当に必要なのか。
そこを見ることが大切です。
そしてもし髪が限界まで傷んでしまったら、
さらに何かを重ねて“治そう”とするのではなく、
これ以上ダメージを増やさず、扱いやすい状態を保ちながら少しずつカットしていく。
DO-Sが考えるのは、そんな現実的なヘアケアです。